65歳からの老齢厚生年金の計算について

65歳から支給される老齢厚生年金は、
老齢基礎年金に上乗せされて支給されます。

計算式は次のようになります。

①平成15年3月までの被保険者期間分
平均標準報酬月額×(9.5÷1000~7.125÷1000)
×被保険者期間の月数×スライド率

②平成15年4月以降の被保険者期間分
平均標準報酬額×(7.308÷1000~5.481÷1000)
×被保険者期間の月数×スライド率

公式には「平均標準報酬月額」と「平均標準報酬額」の2つの似たような名前がでてきますがこれらは、それぞれ、異なる算出方法によって求められるものです。

まず問題になるのは①平成15年3月までの被保険者期間分の式にある、「平均標準報酬月額」です。

ここで言う平均標準報酬月額は、働いて報酬を受けている時の、給与の額の平均です。

しかし、単純な平均額というわけではなく、「標準報酬月額」の金額を、1等級から30等級までの等級に当てはめ、それぞれ求められた金額です。

ではこの標準報酬月額は何なのかというと、毎年の4月、5月、6月の税金などの控除される前の給与の支給額の平均額のことです。

つまり、4月、5月、6月のみの毎年の給与の金額がこれに反映され、平均標準報酬月額が計算されていることになります。

また、 ②で説明されている平成15年4月以降の被保険者期間分にある「平均標準報酬額」というのは、平均標準報酬月額とはまた違うもので、給与と賞与をあわせた平均額です。

これは平成15年4月以降、総報酬制が導入されたためにこのような計算方法をとっているのです。

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