公的年金制度の構造について

公的年金制度は、「2階建て方式」と呼ばれています。

サラリーマンは厚生年金保険に加入し、公務員は共済組合に加入することになります。
同時に上で述べてるように、国民年金の第2号被保険者にもなっていますから、
1階部分は国民年金から、2階部分は厚生年金保険または共済組合から支給される事になります。

●2階建て方式の種類

  • 1階部分が老齢基礎年金の場合
    2階部分は老齢基礎年金または退職共済年金
  • 1階部分が障害基礎年金の場合
    2階部分は障害厚生年金または障害共済年金
  • 1階部分が遺族基礎年金の場合
    2階部分は遺族厚生年金または遺族共済年金

公的年金では、年金が支給されるのは以下の場合です。

  • 老齢になったとき
  • 疾病で障害が残った場合
  • 年金受給者だった人、あるいは、当人を扶養していた被保険者が亡くなった場合

です。

しかし、実際に、支給される年金の財源は、100%、保険料だけで運営されているわけではありません。

実は、保険料は、今現在、すでにそれだけで年金制度をまかなうほど十分でなく、国庫負担、つまり、税金からも支払われて、なんとか運営されているのです。

しかも、その国庫負担の割合は、年金制度の運営にかかる総額のうち、2分の1にもなるのです。

しかし一方で、そのように支払われる年金だけでは足りず、余分に納付してもいいから、将来、たくさんお金が欲しいという方もいます。

そんな方のために発売されているのが、民間の保険会社などが運営する年金型金融商品を上乗せするという道です。

このような個人商品は「個人年金」ともよばれ、2階建ての年金を3階建てにする方法であるとも言えます。

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